ガリ版昔話~お坊様が作った印刷物~未分類 / 2021年4月28日 ガリ版イベントに来てくださったFさん。おじい様がお寺の住職で定期発行物をガリ版で作られていたそう。先日、その印刷物を拝見しながらお話を伺いました。分厚いファイルにはさまったわら半紙。昭和30~40年代に作られたものだそうです。版の作成はおじい様、印刷は朝倉市にあった印刷所に頼んでいたそうです。おしゃれなレトロイラスト! これプロの仕事じゃないの?と思うくらいイラストやデザイン・文字すべてかわいらしくてびっくりしました。技法もいろいろなものが使われており、複数の鉄ヤスリを使っているようです。私がまだ手を出せていない技法も多数…。 文章に添えられたイラストやタイトルロゴたち。ひとつひとつがとてもかわいくて興奮しました。タイトルのつけ方も素敵で読みたいと思わせられます。 お寺の仕事ちお同時に保護司の仕事や海外の戦地で遺骨収集などもされていたそう。「子供のころ住むところがなく困っていたご夫婦を自宅の2階に住まわせたり、非行少年の相談にのっている姿をよくおぼえている。」とFさん。優しい人柄がイラストにあらわれているなぁと感じました。 文字も味があっていいなあ~。その後おじいさまは印刷をワープロでおこなうようになったそう。ガリ版が身近な時代の話とてもおもしろかったです。プロじゃなくともここまでやっていたのかー!と思いました。ガリ版は現代のパソコンのような存在だったのかな~…。