ガリ版印刷の版を作るための専用用紙「ロウ原紙」について詳しく紹介します。
・ロウ原紙とは
・使い方
・ロウ原紙の種類
・入手する方法
・保存方法
◆ガリ版用の紙 ロウ原紙とは

極薄の雁皮紙の表面を蝋でコーティングしたものです。
ロウ原紙を彫ったものをガリ版の版として使います。
ガリ版専用の紙で、この用紙が無ければガリ版印刷をすることができません。
現在製造している場が少なく、需要を高めていかなければ製造されることが無くなってしまうかもしれません。
◆使い方

鉄のヤスリの上に貼り付け、鉄のペンで文字や絵を書きます。
すると、書いた部分の蝋が削り取られます。
(と、同時に目に見えないほどの小さな穴が紙に空きます)
蝋が削られた部分のみインクが通り抜けて紙に印刷されます。
一度印刷に使用したロウ原紙は再利用が難しいです。
きれいにインクをふき取り使う方もいますが版が弱くなっていることが多いため個人的にはあまりオススメはできません。
◆ロウ原紙の種類
ロウ原紙は大きく分けて2種類あります。
①文字用ロウ原紙

文字を描くために作られた方眼入りのロウ原紙です。
文字の大きさに合わせて方眼のサイズに種類があります。
極小文字用は現在ではかなり手に入りにくいようです。
②版画用ロウ紙
