ガリ版印刷器を自作する方法ガリ版印刷 / 2021年10月7日 2021年11月11日 ガリ版印刷器(正式名称は謄写器)。ガリ版道具屋さんやオークションで手に入れることもできますが、簡易的な物であれば自分で作ることもできます。オーダーメイドすれば印刷したいものに合わせて作ることも可能です。今回はカード印刷用の小さな印刷器の作り方を紹介します。 ①設計図を描く。 印刷器のサイズを決めて、設計図を描きます。設計図といってもおおざっぱな物でOKです。木材をカットする長ささえわかれば、定規を使ってきれいに描く必要もありません。 ②木材をカットし、ニスを塗る。 木材を設計図のとおりにカットします。今回使った木材は0.5㎜厚のベニヤ板と15×15㎜のフィンランド小割。のこぎりでカットしてニスを塗ります。ニスを塗る工程は飛ばしてもOKです。 ③ボンドで貼り付ける。 カットした木材をボンドでくっつけます。四角形の枠と、ベニヤ板に木材がくっついた2つのパーツができました。 ④金具で補強する。 四角形の枠はボンドでくっつけただけでは心もとないので、金具で補強します。ホームセンターで手に入る金折りをクギで四隅にしっかり固定します。 ⑤蝶番でパーツをくっつける。 枠と台を蝶番でくっつけます。2つの蝶番をねじでしっかりと固定します。 ⑥透明な枠を貼り付ける。 透明なクリアファイルをカットして作った枠を謄写器にボンドで貼り付けます。真ん中の窓は印刷したい図案のサイズに合わせて開けます。今回は5.5×5.5cmの大きさにしました。 完成です!窓に製版したロウ原紙を貼り、印刷をします。単純な構造なのでどなたでも簡単に制作ができると思います。 ガリ版をやってみたい!と思った方はぜひ後藤ガリ版印刷所の印刷体験に足を運んでみてくださいね。お待ちしています♪